情報デザイン科(1クラス)

・育成したい人材
 本校情報デザイン科は、マーケティング活動等に活用できる情報デザインに関する専門的な知識・技能を身に付け、地域経済の発展に貢献する人財の育成を目指します。そして、個々の特性を生かしながら、学習活動、特別活動、部活動、各種検定資格取得の充実に努めます。

・学科の学び
 ビジネス分野における考え方や態度を身に付け、さらに、実際の作品制作を通じて社会におけるビジネスとデザインとの関連について学びます。授業ではビジネスにおける広汎な知識・態度の習得やデザインの基礎的表現技術およびMac機によるCGを活用した表現について学習し、それらを基にして地域産業等の外部機関と連携しながら、くらしや物事をより良くする実践的活動に主体的に取り組んでいます。


「黒石高等学校情報デザイン科 紹介展」会場風景

「黒石高等学校情報デザイン科 紹介展」会場風景


先にご案内した「黒石高校情報デザイン科紹介展」が、10月16日(土)、17日(日)の両日にわたってヒロロ3Fイベントスペース(弘前市)にて開催されました。
水平に広がる広々とした空間を69名の本校生徒作品および5点の黒石商業高校生徒作品で彩り、多くの来場者に本校情報デザイン科の学習内容をP Rする機会となりました。ご来場いただきました方々にはお礼を申し上げるとともに、今回いただいた貴重なご意見を今後の学習活動に生かしていきたいと考えております。
今回発表の内容は継続事業で道半ばのものも多数ありますので、今後の情報発信に注目してくださいますよう改めてお願い申し上げます。


◆ 本展の出品内容
1 「億プロ協力」~仲間と広がるデザイン・仲間と広げるデザイン~
   パンフレット制作とギフトボックスデザイン
(全国高校生1億円プロジェクトでのデザイン協力)
2 「バズる商品開発」~地域資源×高校生×デザイン~
   企画提案書とパッケージ試作
  (高校生による中南地域ビジネス創出事業)
3 「映像基礎表現」~iMovieによる映像表現~
4 「青森フォントの考案」
5 イメージ構成「OPEN!」
6 「私のSquare Gardenをつくろう」
7 「鉛筆デッサン」~コカコーラ缶・お菓子の箱~
8 「特別展示」~黒石商業高校3年生による大判ポスター~
9 その他(全国さんフェア2022青森大会採用ポスターなど)

※出品内容の詳細
・内容1、2は現2年生による授業「デザイン実習Ⅰ」および
 「コンピュータグラフィックス」で取り扱われた事業の成果発表。
・内容3、4は現2年生による選択科目授業「メディアデザインⅠ」
 および「探究デザインⅠ」における成果発表。
・内容5は現2年生による1年時授業「グラフィックデザイン」
 で制作された作品。
・内容6は9月に実施された特別非常勤講師による「特別授業」で
 制作された現1生作品。
・内容7は授業「美術Ⅰ」で制作された現1年生作品。











お知らせ

「黒石高等学校情報デザイン科 紹介展」の開催について

令和2年度より本校に開設された情報デザイン科の学習内容及び活動について、より多くの方にその内容を理解していただくことを目的として、以下のように実施いたします。
是非、ご覧いただき、ご指導賜りますようお願い申し上げます。


◆ 実 施 日  令和3年10月16日(土) 11:00~17:30
                17日(日) 10:00~17:30
◆ 会  場  ヒロロ弘前3Fイベントスペース
         〒036-8003 弘前市大字駅前町9-20 ヒロロ内(TEL:0172-35-0154)
◆ 主な展示内容  本校情報デザイン科生徒の作品展示及び活動風景等
◆  お問い合わせ先 青森県立黒石高等学校 情報デザイン科(TEL:0172-52-4321)

※新型コロナウイルス感染症の感染状況によっては予定が変更になる場合もございます。
 ご了承ください。

※「黒石高等学校情報デザイン科 紹介展」ポスター

令和3年度 情報デザイン科2年 特別授業

令和3年度 情報デザイン科2年 特別授業
テーマ:「広告デザインの基礎」
日 時:令和3年9月15日(水)~17日(金)
講 師:川村将久氏(デザイナー)


今年度の情報デザイン科2学年特別授業は、現在進行中の「商品開発事業※」に関わる内容を取り扱いました。特に商品のネーミングやパッケージデザインの領域についてより専門的な講義及びワークショップを集中授業として取り入れ、高度なデザイン活動実践の機会としました。
※中南地域県民局地域連携部地域支援チームによる地元事業者(有限会社ANEKKO様、GARUTSU株式会社様、いなみや菓子店様)の商品開発



【1日目】
講師紹介に引き続き、生徒で構成された5つのカンパニー紹介から授業がスタートしました。講義ではデザイン現場における「ネーミング」や「商標と権利」、「パッケージデザイン」等について実例を交えながら解説していただき、その後、生徒は担当商品のロゴやパッケージデザインについてのデザインカンプ(完成予想図)を作成しました。



【2日目】
この日は、デザインカンプにしたがって「現物見本の制作」を行いました。各社打ち合わせ、役割分担の後、商品のダミーを作る者、商品ロゴを考案する者と多様な活動が展開されました。随時、川村先生のアドバイスをいただきながら、自社商品のイメージを形作っていきます。





【3日目】
最終日はプレゼンテーションです。自分たちの考えをいかに効果的に伝えるかを念頭に置きながらプレゼンテーションシートを完成させ、さらにリハーサルを実施して発表に臨みます。印象に残るアピールを目指して、緊張しながらもそれぞれの個性が発揮されたプレゼンテーションとなりました。





1年生に引き続き、令和3年度情報デザイン科2年特別授業が無事終了しました。
川村先生におかれましては各プレゼンで気づいたことを詳細なアドバイスシートとしてフィードバックしてくださいました。事業は今後も継続していきますので、是非今回の経験を参考にして充実した活動を展開していきたいと考えております。
川村先生、お忙しい中、3日間、ありがとうございました。

※1、2年特別授業の成果物は10月16日(土)、17日(日)の日程で行われます「情報デザイン科紹介展」(ヒロロ弘前3F)で公開する予定です。

令和3年度 情報デザイン科1年 特別授業

令和3年度 情報デザイン科1年 特別授業
テーマ:「私の“Square Garden”を作ろう」
日 時:令和3年9月1日(水)~3日(金)
講 師:小林志保子氏(画家)

【1日目】
小林先生の自己紹介及びご自身の作品紹介を通して、作品と関わることの意義をわかりやすく説明してくださいました。
さらに、様々な表現技法を体験し、生徒は自分のイメージを思い思いに膨らませていきます。



【2日目】
この日の作業は、1日目で作られたイメージを再構成していくことです。細かく分割された沢山のピースを、一つは自分が意図した構成で、もう一つは偶然選び出した組み合わせで作品化していきます。
無秩序でありながらも根源的な魅力を持つ色彩が一定の秩序を与えられ、作品としての輝きが生まれてきました。



【3日目】
最終日はプレゼンテーションです。自分の作品にサインを入れ、タイトルを付けました。
さらに、ワークシートを完成させて発表に臨みます。
制作の過程で感じたこと、発見したことを披露しました。小林先生は作品の良いところを示しながら、作品鑑賞の新たな視点を与えてくれました。



以上のように令和3年度情報デザイン科1年特別授業が無事終了しました。
今後の作品制作の糧になる貴重な体験でした。
小林先生、3日間、ありがとうございました。
※情報デザイン科2年特別授業は9月15日(水)~17日(金)の日程で実施いたします。

高校生と考える中南地域ビジネス創出事業~商品開発のためのワークショップ~
令和3年6月17日(木)基礎デザイン実習室にて情報デザイン科2年生を対象とした商品開発に関する事業者説明会、意見交換会がワークショップ形式で行われました。
ここでは「高校生の発想を自社商品に取り入れたい」とする中南地域の事業者3社と意見交換をし、弘南鉄道沿線に活気をもたらす商品のアイデアを自由に出しあいました。コーディネーターは中南地域県民局の成田さんと田中さんです。
今後、多くの方のアドバイスをいただきながら、ブラッシュアップを重ね、商品の開発・販促物のデザイン・販売までつなげていく予定です。
※十分な換気のもとで授業を行っています。

【開会セレモニー・自己紹介】
参加事業者様および対応生徒が互いに自己紹介を行いました。



【事業者説明会】
有限会社ANEKKO様、いなみや菓子店様、GARUTSU株式会社様の順で商品開発についてのポイントを説明していただきました。


【意見交換会】
生徒は3グループに分かれて事業者様と意見交換を行いながら、アイデアを出しあいます。多くのアイデアが付箋に書き出されていきました。


【プレゼンテーション】
事業者様を対象とし、本日の成果について各班から発表しました。


次回は7月1日(木)リンゴミュージック代表 樋川 新一 氏をお迎えして今回の内容をさらに掘り下げていく予定です。
令和2年度「特別非常勤講師による特別授業」
令和2年9月2日(水)~9月4日(金)の日程で、小林志保子氏(画家)を講師にお招きし、「私の”Square Garden”を作ろう」という授業内容で実習を行いました。

■一日目の授業の様子
 ・技法の体験 さまざまな表現技法の特色を知る
 ・色彩で表現 技法や色の組み合わせ、画面作りを楽しむ







■二日目の授業の様子
 ・画面の分割 できあがった絵をバラバラに裁断する
 ・配置と構成 そのピースから、新たに画面を構成する






■三日目の授業の様子
 ・作品の仕上げ 作品に題名をつけ、サインを入れる
 ・応用と鑑賞  どのように応用できるか考える